妻まるこです。
アメリカに来てから困っていることがあります。それが離乳食であげるパンについてです。我が子はパン粥が好きで、日本に居るときはパクパク食べていたのですが、アメリカに来てから、ぜーんぜん食べなくなってしまったのです。日本にいる時と同じように、スーパーで薄切りの食パンを買ってきて、ちぎって粉ミルクで煮ていたのですが、なぜか食べない。アメリカの粉ミルクは問題なく飲んでいたので、パンの問題かしら?っていうことで、私も実際にパン粥の味見してみましたところ、、、まっ、まずいぞ!!
アメリカの食パンは、パン粥にするとねっちょねちょになって、喉の通りが悪すぎるのです。そりゃ食べないわ。食感が好みじゃなくてもせめて味が美味しければ、と思うのですが、食パン自体も甘みも少なく酸っぱいので、赤ちゃん好みではないのです。日本で食べていたパン粥と、食感も味も違うので食べなかったのですね。ちなみに大人の私が食べても、もう食べたくないお味でした。うーん。困った。
煮てダメなら焼いてみろってことで、トーストにしてみました。パン粥よりは食べましたが、水分が少ないので、喉にひっかかりあまり多くは食べられないようです。また味も好みではないようで、いまいち手が伸びませんでした。
日本のパンのように柔らかくてふわふわで、ほんのり甘い、赤ちゃんが好きになるパンはないのかー!?っということで「赤ちゃんの為のパン探しの旅inアメリカ」が始まりました。これから、私が実際に試したパン達を紹介していきたいと思います。
目次
KING'S HAWAIIAN--SAVOY BUTTER ROLLS

SAVOY BUTTER ROLL($6.5)
まずはこちら。最近スーパーに行ったら、知り合いの日本人ママさんがカートに入れていたのを見て、思わずカートにいれたパンです。子育て家族が既に食べているのなら大丈夫なのでは?!と淡い期待を抱きながら買いました。
KING'S HAWAIIANのオンラインショップでは、2パック$13で売られていましたが、近所のスーパーでは、1パック$3.99で売られていました。
KING'S HAWAIIAN(キングスハワイアン)とは
日系人のRobert Tiara氏が1950年代にハワイのHiroにパン屋を開業したのが、こちらのパンのはじまりです。ふんわり柔らかく優しい甘さのパンは、またたく間に人気となり、ハワイのHiroからホノルル、カルフォルニアのTorranceへとお店は広がっていきました。そして今では、スーパーにも卸されて、全米を代表するパンブランドとなりました。アメリカンドリームを掴んだ、日系人のパン屋さんなんですね。Torranceには、ハワイアンフードやアメリカンフード、パンやケーキを提供する、King's Hawaiianのレストランもあるみたいです。
一番人気のパンは、Original Hawaiian Sweetという種類のパンみたい。今回買ったのはSavoy Butterという味のもの。Savoy Butterはバターが練り込まれています。
いざ実食!赤ちゃんは好きなのか?!

1個28グラム
開けてみるとまるっこいパンが12個つながっていて、1枚の板のようになっています。ちぎると写真のような手のひらサイズのロールになります。1ロール28グラムでした。
まずは大人の私が味見。ふわふわしていて、ほんのり甘い!私がしっているアメリカの酸っぱいパサパサパンとは違います。日本のバターロールみたいです。期待通り、結構美味しいですね。
次は赤ちゃん(0歳11ヶ月)にあげてみましょう。そのままどうぞ。(月齢が大きいのでちぎったパンを渡すと自分で食べられます)・・・むしゃむしゃ食べています。今まであげたアメリカの食パンとは明らかに違う反応です。結構好きみたいですね。柔らかいし、ほんのり甘いのでまさに赤ちゃん好みです。
また私が調べた限り、原材料には赤ちゃんによくないとされる、乳化剤(emulsifier)イーストフード(yeast food)は含まれていないようなので、赤ちゃんにも安心ですね。ただし、保存料にソルビン酸が使われていますので、気になる方はちょっとお控えください。まぁスーパーで買うパンにはだいたい保存料入ってしまっているのですよね。(※私はプロではないので購入の際にはご自身でもご確認ください!)
今回は知り合いが買ってたから、という理由で特に調べずにSavoy Butter味を購入したのですが、バターが入っている分、脂質が多いと思うので赤ちゃんには、Original Hawaiian Sweet味の方が向いているかもしれません。Original Hawaiian Sweetは私自身試したことがないので、今度試してみたいと思います!
(1個あたり)カロリー:100cal、脂質:2.5g、砂糖:4g、塩:125g
我が家では、1つずつラッブに包んで、ジップロックに入れて冷凍保存しています。1つ26グラムと赤ちゃんにも食べやすい大きさなので、無駄がなくてとても便利です。ただ、冷凍したパンをレンジで解凍してあげると、堅くなっちゃって喉通りが悪いみたいなんですよね〜。出しはしないのですが、ずーっとパンが口の中に入っています。レンジで火を通しすぎてるのかなぁ。解凍難しいです。
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PEPPERRIDGE FARM Bakery--Classics
こちらはスーパーに行った際に、知らないおばさまがカートに入れていたのでマネしてみたパンです。
PEPPERRIDGE FARM(ペパリッジファーム)とは
1937年に設立したアメリカの代表的なベーカリーです。ベーカリーと言っても街のパン屋さんではなく、パン、クッキー、クラッカー等の小麦製品を扱う会社です。PEPPERRIDGE FARMのクッキーは日本でも売られています。見たことがある人もいるのではないでしょうか。
設立者のMargaret Rudkinは、1937年頃、アレルギー持ちの息子のために、保存料などの添加物がはいっていないパンを作っていました。ある日、主治医がそのパンを他の患者にも勧めたことをきっかけに、地元のグローサリーでパンを売ってもらったり、証券ブローカーである夫がニューヨークのお店に持っていったりし、パン屋さんとしてのビジネスがスタートしました。1940年には工場をオープンさせ、1950年代にヨーロッパに旅行した際にチョコクッキーと出会い、「これはアメリカで売れるぞ!」と思ったMargaretはその製造・販売権を獲得しました。これが今日本で売られているクッキーのシリーズです。1961年にはキャンベルに会社を売却し、女性で初めて理事の1人となりました。その後は、NYタイムスのベストセラーになった初めての料理本「The Margaret Rudkin Pepperidge Farm Cookbook 」を出版したりなど、一戦をしりぞいても活躍し続けています。息子を想う母の気持ちからスタートしたパン作りが、とっても大きな会社に成長させたのでしょう!こちらも先に紹介したKING'S HAWAIIAN同様に、アメリカンドリームを掴んだ方が創業者なのですね。
いざ実食!赤ちゃんは好きなのか?!

1個36グラム
開けてみると、パンが6個つながっていている板が、上下に2枚入っていました。ちぎると手のひらサイズのロールになります。1ロール36グラムでした。KING'S HAWAIIANより一回り大きめです。パッケージにあるようにハンバーガー用なので、真ん中に切り込みが入っています。
まずは大人の私が味見。ふわふわしていています。甘みはKING'S HAWAIIANよりやや強く、若干黒糖のような甘さを感じます。
次は赤ちゃん(0歳11ヶ月)にあげてみましょう。そのままどうぞ。・・・むしゃむしゃ食べています。こちらも好きみたいですね。柔らかいし、甘いので間違いなく赤ちゃん好みです。でも親としては、ちょっと赤ちゃんには甘すぎるかなぁ?今まであまり甘いものをあげたことがないので、個人的にはやや気になる甘さです。と思っていたのですが、砂糖の量はKING'S HAWAIIANより少ないみたいですね。人間の味覚ってあてにならないなあぁ。どこまで気にするかは、親次第ですかね。
また私が調べた限り、原材料には赤ちゃんによくないとされる、乳化剤(emulsifier)イーストフード(yeast food)は含まれていないようです。ただし保存料にプロピオン酸とソルビン酸が含まれています。(※私はプロではないので購入の際にはご自身でもご確認ください!)
(1個あたり)カロリー:100cal、脂質:1.5g、砂糖:3g、塩:170g
原材料に、小麦粉・卵・牛乳・胡麻が含まれています。赤ちゃんに与えるときはアレルギーに注意してください。
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まとめ
KING'S HAWAIIAN(キングスハワイアン)PEPPERRIDGE(ペパリッジ)のパンを紹介しました。アメリカのパンの中では珍しく、どちらも日本のロールパンに味が近くて、大人はもちろん、赤ちゃんも好きな味だと思います。機会があったら試してみてください!読んでいただきありがとうございました。